インドネシアでランドリー娘にケーキを差し入れた話
インドネシア滞在中、いつも通う洗濯屋での話。
その店は、街の中心地から少し外れた場所にある乾燥機付きのお店。
平均で二、三日かかるインドネシアの洗濯サービスも、ここなら2時間程度で仕上がる。
そして娘たちが綺麗に畳んでくれる。
先日、二ヶ月ぶりにそこを訪問した時のことだ。
顔なじみになっていたのか、
「また来たの?」
みたいな事を言って私から速やかに洗濯物を取り上げたあと、
なんと私の名前を予約表に書き出したのだ。
名前、覚えていたんだ。と私は少し嬉しくなって差し入れすることに決めた。
ランドリーにはいつも洗濯娘が二、三人居て忙しそうに洗濯物を畳んだり、暇そうに携帯をいじったりしている。
今日は3人だから美味しいケーキでも買っていこう、ラマダン中だから夕方の5時半まで何も食べていないはずだから、その時間に再訪することにした。
ランドリーに戻った時、すでに私の洗濯物は仕上がって袋に入っていた。
いそいそと取り出して渡された後、ケーキを渡そうとすると、めちゃくちゃ驚いた顔でマカシー、マカシー(ありがとう)言って箱の中身を覗こうとしていた。
驚く姿と食欲が可愛いランドリー娘達。
少しのプレゼントでめっちゃ感謝されるから逆にこちらが嬉しくなった日曜の夕方でした。