シダ物語

近所のおばちゃんの思い出

その日私はいつものレストランでお粥を食べ考えにふけっていた。 日本にいた時、なんとなくプライベートで人と会う事を避けていた。 しかしインドネシアにいる今、言葉もろくに話せないのに新しい人によく会う。 なぜだろう? お腹を壊しお粥ばかり食べてい…

時間は積み重ね無くとも積もって行く

一昨日くらいから、うだうだっと考えているテーマ。 日々の積み重ねって言葉を聞いて、毎日こつこつポジティブな何かを積み重ねる意味だと考えていたけど、この事は当然悪い事にも当てはまるわけで。 もっと言うと、結局、良かろうが悪かろうが何かは積み重…

たった数日の孤独に心は曇ってしまうのだ

今いる場所が突然雲に覆われてしまったような気持ちになる。たった数日の孤独に心は曇ってしまう。 ここが外国だからなのか、たったいま振り出しに戻ってしまったような虚しさを感じる事がある。 日本で言う信頼などと呼べるものはほとんど存在しない。 そし…

外国でお互いの為に時間を使う事について

インドネシアは親日国なのでいろんな人に親切にされたりしている。 それはとてもありがたくて、観光地でもないこの場所でよりよく生きるには必要な事だ。 しかしもともと社交的とは言えない性格もあって、普段の関わり合いを面倒に感じたり、新しい関係を築…

ハロー、錬金術師

今日はインドネシアの独立記念日という事で仕事はお休み。 アパートで本などを読んでいる。読んでいるのはパウロ・コエーリョの「アルケミスト 夢を旅した少年」、BGMはAcidmanのアルケミスト。 スペインからエジプトへ宝物を求めて旅をする羊飼いの少年のお…

美しい詩の音楽を聴いて少し虚しくなる夜

世の中にはとても美しい歌詞の音楽があったりする。 そういうのが大好物で聴いていると、時々人生に取り残されたような虚しい気持ちに気付いたりする。 自分はそのような美しさを作ることが出来ない虚しさというか。 何かを生み出す事をやめてしまった悔いと…

インドネシアのタバコに身体がついていけない話

インドネシアはタバコ大国だったりします。ガラムとかサンポエルナなどは外国でも有名な銘柄。 フィルターが甘くて吸っているうちに癖になってしまったんだけど、いかんせんタールやニコチンが強い、すぐに喉が痛くなって肺がゼーゼー言いだしてしまうのです…

ホテルでアヒルの話をしてたんだ

友達と二人、ホテルリゾートの自然豊かな庭を歩いていたんだ。そしたらアヒルが二匹、池のそばの日陰でじっとしてた。 友達はそれを見て、彼らは泳げないと言い張ってたんだけど、次の瞬間、池をスイスイ泳いでたよね。 それを見て友達はおかしいと言い張る…

インドネシアでは日本食が高いのです

そう、高いのです。 フリーのお茶とか水はないから食事に行くと飲み物も合わせて注文することになる。例えば定食が95ribで飲み物が20rib、さらに揚げ出し豆腐25ribとかを頼むと140rib、消費税10%で合計154ribになる。これを円にすると約1300円になる。 普通…

サテ(焼き鳥)を食べ袋に入ったお茶を飲んでいる

インドネシアで焼き鳥はサテと呼ばれていて、一般的にローカルなレストランのメニューにあります。 夜に小腹が空いたらGojek(バイク便)を利用して出前を頼みます。サテ10本とお茶で300円くらい、配達料が85円くらいなので、手軽に頼むにはちょうど良いメニ…

インドネシアのトイレの便器はいつも濡れていた

これ、ずっと不思議だったこと。 いつも便器が濡れていて、掃除で水を撒くのかと思っていたんだけど、違った。 あれなのだ、水と左手でお尻を洗う文化なのだ。どうりでティッシュがないトイレがあるはずだ。数ヶ月も滞在してずっと調べてなかったトイレ事情。…

君は、問題を告げるだけの述べた君になっていないか?

問題を表面化させて意見を述べる、述べた君。 述べた君は政治の世界や、一般の会社にも沢山いると思うのだが、 わたしはアートの世界に述べた君は参加して欲しくないと思うのです。 いや、すべての述べた君は建設的なステップを計画、実行できるような改革派…

この星の意思

たったひとり、自分だけが存在する小さな世界で今日もコンテンポラリーダンスを踊り続けているような、そのような命が燃え続けていて。 誰に阻害されるわけでもなく、目に映る物の干渉も受けず、 ただ踊り続けている何かがある。 ここにあるそれが踊るのをや…

儚くとも個として生きるもの

もし明日死ぬとしたら、 好きな人と二人きり、遺跡のある広場ではしゃぎまわりたい。 思い出を語り、いよいよ最後の時にはお互い笑顔でお礼を言ってお別れをしたい。 プライドやあらゆる束縛に囚われなかった心を誇り、 ただ生命としての真っ直ぐさを忘れな…